ぴーがぶたまご日誌

いい加減なひとが、自分のメモ用にいい加減なことを書く

QUEENの話

私はQUEENが好きだ。勿論あの世界的ロックバンドのことである。


出会い?は昔々私が小学生の頃吉本の芸人がやっているラジオのハガキでQUEENの「Killer Queen」のサビで「ガンバ〜レタブチ〜」って聞こえるみたいなやつがあって、それが我々兄弟がそれにめちゃくちゃウケて一大ムーブメントになったので、親か誰かがQUEENのグレイテスト・ヒッツを買ったことだ。

そこから色々なアルバムを聴いて、今ではなかなかガチのファンである。

どれくらいファンかというと、お笑いのライブネタでフレディマーキュリーの格好のネタをするくらいだ。(それはファンなんか?)


QUEENの魅力はなんと言ってもそのバラエティ豊かさだ。まず見た目だけでも、4人しかいないのに、マンモス校の全校生徒を見てるのかと思うくらい濃密な個性がある。

またら4人全員が作曲をし、マルチプレイヤーなので、其々の個性に応じて担当楽器やヴォーカルを替えるスタイルである。強烈なメンバーの見た目に対して意外と姿勢はあくまで楽曲ファーストなのだ。(いや、マネーファーストなのかもしれない)

そして曲よりも金よりもバンドよりも彼ろが何よりも大事にしているのは本人達のモチベーションであり、その為に恐るべきミーハーなバンドである。個人的にはここがこのバンドの一番好きなところだ。流行りの音楽や興味の出た音楽に手当たりしだい食いつき、飽きたらまた次の音楽という具合である。

だから当時の評論家には駄作、ゴミ、守銭奴と死ぬほど叩かれたらしいが、私はそれが大好きである。まあこの感覚は所謂後追いファンだから持てる感覚なのかもしれない。もしかしたら私がもし当時のファンならめちゃくちゃアンチになってるのかもしれない笑


QUEENは楽曲の傾向的に・初期・中期・後期に分けられる。そしてそれぞれを別の言い方にすれば・プログレ期・ハードロック期・全員作曲期と呼べる。初期は長尺、コンセプトアルバムの形態が実にプログレ的であり、中期はバンドが本格的にシンセサイザーを導入して、ロック志向が強いロジャーやポップなディーコンの楽曲が売れ始めた頃である。そして後期はメンバーの結束を高める為に、楽曲のクレジットをQUEENにした頃である。


QUEENは不思議なバンドである。誰もが知っているQUEENの代表曲はほとんど初期の曲である。けど、バンドが一番売れていて勢いがあったのは中期で、フレディ・マーキュリーのコスプレとして擦られてる姿はほとんどバンド末期の頃の姿である。

それだけ長く人気のあったバンドだったといえばそれまでだけど、QUEENといえば?でこれだけイメージする事柄が多様なのは他のバンドにはなかなか無いと思う。


個人的に一番好きなアルバムは「QUEENⅡ」である。今まで聴いたことがないという人は是非聴いて欲しいアルバムである。従来の音楽観が犯されること請け合いである。また、プログレというブリティッシュロックの沼入門アルバムとしても

優秀である。

けど、今でもふとした時に繰り返し聴いてしまうのは「jazz」「Hot space」「THE Miracle」の3枚である。3枚とも創作意欲が明後日の方向に向かってしまったお気楽アルバムなので、大好きである。

これからQUEENを履修するという方は、ここからじゃなくて「オペラ座の夜」とか「SHEER HEART ATTACK」みたいな歴史的名盤から入ることを強くお勧めします。


てな訳で、QUEENはエェーーーヨ!!!