ぴーがぶたまご日誌

いい加減なひとが、自分のメモ用にいい加減なことを書く

趣味の話

私はかなり多趣味な方だと思う。

多分周りの人もそう見えてるだろうし、自分もしっかりそう思う。どうしてそうなっているのかと言えばよくわからないけど、ようは人間がとっ散らかってるからだと思う。言い換えればミーハーということか。


かと言って趣味に関してはことにストイックな面もある。

ミーハーと言ったけど、別にみんなと話題を共有したい!というわけではなく、私の土壌は湿地帯。趣味はその中のジメジメとした沼だ。明るいものではないし、他の人が見てもなんじゃこれってなると思うんだなぁ…


例えば映画

私はめちゃめちゃ映画が好きだ。私は美大に行っていたが、そういう道に興味が持ったきっかけはスピルバーグジュラシックパークとディズニーのライオンキングを見てすごくハマったからだ。母は幼少期の私に沢山映画を見せてくれた。今考えるとそれは膨大な量だった。どうして母がそこまでしてくれたのか?という話はひとまず置いといて、とにかく私は膨大に見た。また、歳の離れた兄や近所のおにいさんおねえさんと仲が良かったので、幼少期からジュブナイルな映画も予習出来ていたのもでかい。

そうしていつの間にか…映画の入り口は至極王道から入ったのに、今の私が好んでみているのは、ベルギーだかフランスだかの殺風景な風景の中冴えないオッさんオバさんが絶望しているような映画ばかりだ。あれ?こんなはずじゃなかったんやけど…

あと、私は美大の卒業制作で2時間56分の映像作品を作ったのだが、そこでは勝手に「ドグマ95の誓い」を立てていた。半分くらいシロホリのスタジオで撮影してるんだけどね。

どこがだよ!って思われるかもしれないが、ドグマ95は言い出しっぺの本人もちっとも守ってないのでようは気持ちの問題なんや。ドグマ95を知らない方は各自調べて下さい。


音楽

また私は音楽が好きだ。見るのも聞くのも演奏するのも好きだ。ただし演奏に関しては完全に下手の横好きだけど。音楽も母や兄らの影響が大きい。母は70年代のフォークソングや洋楽が好きで、兄は2000年代がモンパチの流れを受けたバンドブームだったこともあり、そう言ったバンドを沢山聴いていた。私はそれを享受し、興味を持ち、色々聴いていくうち、1枚のアルバム40分まるまる一曲で、銅鑼の音やフルートを吹きまくるなかおっさんやおばさんが呪文のように呻いているような曲ばかり聴くようになってしまった。なんでなんだろう…?

私は大学時代サークルに入っていた。こどもと図工教室やキャンプのようなことをするサークルだ。そこではまだこどもを呼ぶ前の準備期間に学生だけで楽しく作業するのだが、その時の定番はスピーカーで作業用BGMを流しながらノリノリで作業するのだ。そんな時、私のiPhoneから曲を流していて、みんなが楽しく作業しているなか、たまたまスピーカーからドロドロの沼から這い出してきたかのような神妙な曲が流れたりすると、みんなが???と不安な顔になっていき…

私はいたたまれなくって恥ずかしくって、そそくさとどこかに雲隠れするのだ………